AJ Vicens
[15日 ロイター] - 中国に関連するハッキング集団が米国とカナダの学術・医療・軍事関連の研究機関から秘密裏にデータを盗み出していたと、グーグルが15日に明らかにした。
グーグル・スレット・インテリジェンス・グループ(GTIG)が報告書で明らかにしたところによると、ハッカーは2023年9月から2025年11月にかけて、防衛情報、インド太平洋地域における軍事戦略、人工知能(AI)、無人車両、サイバー戦プログラム、医療研究に関連する情報を狙ったもようだ。
標的となった組織名は公表しなかったが、これらの組織の活動範囲は新薬開発や臨床試験から、公衆衛生政策、軍事即応態勢まで多岐にわたるという。
グーグルはこの一連のサイバー攻撃を「UNC6508」と呼ぶハッキング集団によるものと断定した。これは比較的新しく、ほとんど知られていないサイバースパイ集団だ。
GTIGのルーク・マクナマラ副主任アナリストによると、この集団の手法は中国系ハッカーによるこれまでの活動パターンとおおむね一致しており、中国政府が関心を持つ可能性が高い情報の収集に重点を置いているという。