[ローマ 12日 ロイター] - イタリア中央銀行は12日、2026年の国内総生産(GDP)伸び率予想を0.6%に据え置いた。一方、27年は0.4%と見通し、4月初めに示した0.5%から下方修正した。
中銀は「経済活動は、エネルギー価格高騰と地政学的不確実性の一段の高まりによる内需低迷に影響を受けるだろう」とし、今年のインフレ加速ペースの予想を前回から引き上げた。
イタリア統計局(ISTAT)は先月、第1・四半期のGDP伸び率を前回発表から前期比0.3%に上方改定していた。
中銀は、四半期GDPは年内横ばいが続き、「27年初めに徐々に成長に転じる」との予想を示した。27年予想の下方修正は「主に商品価格上昇が消費に及ぼす影響」が理由だとした。
また、28年のGDP伸び率予想は0.7%と、6年連続で1%を下回る見通しを示した。
さらに、今年の欧州連合(EU)基準による平均消費者物価指数(HICP)上昇率は3.1%と予想し、4月の2.6%から大幅に上方修正。来年は2.0%に減速するとしたが、前回の1.8%からは上方修正となった。