Fernando Cardoso Camila Moreira
[サンパウロ 12日 ロイター] - ブラジル地理統計院(IBGE)が12日発表した5月の拡大消費者物価指数(IPCA)は前年同月比4.72%上昇した。伸び率は4月の4.39%から加速し、ロイターがまとめたエコノミスト予想の4.66%(中央値)も上回った。中央銀行の政策決定会合を控える中、上昇率は中銀目標レンジの上限を昨年10月以来初めて上回った。
前月比では0.58%上昇し、伸び率は4月の0.67%から鈍化した。市場予想は0.53%の上昇。
ブラジル中銀は16─17日に政策決定会合を開く。中銀はインフレ目標を3%(プラスマイナス1.5%ポイント)に設定している。
中銀は4月、政策金利を2会合連続で25ベーシスポイント(bp)引き下げ、14.50%としたが、中東紛争が経済に及ぼす影響を見極めるため、今後の対応については選択肢を残した。
MAGインベスチメントスのエコノミスト、ラファエル・ロンディネリ氏は「今回の統計は、インフレに圧力がかかり続けているという全体像を変えるものではない」と指摘。「データは、金融政策の次のステップを評価する上で慎重さが必要であることを浮き彫りにしている」と述べた。