[キーウ 12日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は12日、対ロシア戦闘が長期化し軍の要員不足が深刻化する中、軍の給与を引き上げるとともに、外国人志願兵の増員を目指す方針を明らかにした。

ゼレンスキー氏は主要閣僚との会議後、国防予算の強化や軍の改革の方法で合意したとし、「閣議で具体的な仕組みを承認し、早ければ6月にも最初の支給を開始する」と言及した。

ウクライナは欧州連合(EU)から900億ユーロの融資により、今年の防衛費を4兆4千億フリブナ(970億ドル)に増額することが可能となった。ゼレンスキー氏によると、軍の基本給を3分の1引き上げ、3万フリブナ(700ドル)にする。軍事アナリストやエコノミストらによると、人手不足で上昇したウクライナの平均月収に見合うことを目指すものだという。

最前線の歩兵兵士の給与は月平均30万フリブナ(7000ドル)とし、現在の約10万─15万フリブナから増額。戦闘任務の従事者に対しては新たに10カ月、14カ月、あるいは2年間の有期契約も設ける。

ゼレンスキー氏は「外国人志願兵の募集を大幅に増やすよう指示した。募集ルートも増える見込みだ」と述べた。ロシアによる侵攻開始以降、70カ国以上から約1万人の外国人志願兵がウクライナ軍に加わったとの推計がある。

Reuters Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。