[ソウル 12日 ロイター] - 韓国銀行(中央銀行)の申鉉松総裁は12日、中東紛争に伴う原油高を背景にインフレ率が相当な期間にわたり目標を上回る見通しだとして、「適時に」利上げを行う必要があるという認識を示した。
申氏は「金融政策はしばしば政策変数間のトレードオフに直面するが、現時点ではそうしたトレードオフはそれほど大きくない。したがって、物価の安定を重視し、適時に利上げを行う必要がある」と述べた。
また、5月の前回政策会合後に発表されたデータも、金融政策の方向性が明確であることを裏付けたと指摘した。
先週発表された5月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比3.1%上昇し、中東紛争を受けた原油高を背景に約2年ぶりの高い伸びを記録。市場予想も上回り、早ければ来月にも利上げが必要になるとの見方を裏付ける内容となった。
中銀は中期的なインフレ目標を2%としている。
先月は政策金利を据え置いたが、インフレ抑制と低迷するウォン相場を支えるため、近いうちに金融引き締め姿勢に転じる可能性を示唆する投票結果となった。
次回の政策会合は7月16日に開催される。