[バンコク 11日 ロイター] - タイの裁判所は11日、2015年に首都バンコクの中心部で発生し20人が死亡した爆破事件に関与したとして、中国新疆ウイグル自治区出身のウイグル族の男2人に死刑判決を言い渡した。
爆破は観光地のエラワン廟(びょう)で発生。死者20人のほか、120人が負傷した。死者のうち5人は中国本土出身、2人は香港出身だった。
アデム・カラダグ、ユスフ・ミーライリー両被告はこれまで、起訴された全ての罪状を否認。弁護人は判決を不服として控訴する意向だと述べた。
爆破事件について犯行声明を出した組織はないが、安全保障の専門家らは、前月にタイから100人以上のウイグル族が強制送還されたことに対する報復行為だったと指摘している。
中国は、ウイグル族の大多数が居住する新疆ウイグル自治区で宗教的・文化的自由に厳しい制限を課しているとして、批判にさらされている。
中国外務省の報道官は11日、タイ裁判所の判決を支持すると表明。「犯人らは極めて非人道的な行動を取り、凶悪な犯罪を犯した」と述べた。