Caroline Valetkevitch
[ニューヨーク 10日 ロイター] - 米国株式市場は主要株価3指数が軒並み1%超下落した。半導体株の下げが続いたほか、米・イラン間の緊張再燃で不確実性が高まった。
トランプ米大統領は10日、イランとの和平合意が成立しなければ、「非常に激しく」攻撃すると表明し、前日に続きこの日もイランが攻撃を受ける可能性があると改めて警告した。
フィラデルフィア半導体株指数は3.6%下落し、エヌビディアとブロードコムがS&P総合500種の主な押し下げ要因となった。投資家は同セクターの割高な株価水準を懸念してきた。
S&Pの情報技術セクターは6月2日に付けた終値ベースの過去最高値から11%下落して取引を終え、調整局面入りが確認された。
投資家の不安心理を示すシカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティー・インデックス(恐怖指数、VIX)はこの日も上昇した。
USバンク・ウェルス・マネジメントの投資ストラテジスト、トム・ハインリン氏は、ハイテクセクターで投資家の利益確定の動きが続いていると指摘した。
同氏はまた、投資家が最近の経済指標を受けて「より高い金利を織り込みつつある」とし、戦争も懸念していると述べた。「紛争は夏の半ばから終盤まで続くかもしれない」と語った。
市場の下落に拍車をかけたのは、運送会社の株安だった。アマゾン・ドット・コムが米国で混載トラック輸送(LTL)サービスを拡大すると発表したことを受け、XPO、JBハント、オールド・ドミニオンの株価が下落した。工業セクターは3.4%下げ、セクター別下落率で最大となった。
サーバー製造のスーパー・マイクロ・コンピューターは28%急落した。拡大する人工知能(AI)サーバー需要向けの部品購入資金を賄うため、一連の株式・株式関連の資金調達取引を通じて70億ドルを調達する計画を発表した。
IT大手オラクルは引け後に発表した決算を受けて時間外取引で約1%下落した。
ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を1.87対1の比率で上回った。ナスダックでも1.77対1で値下がり銘柄が多かった。
米取引所の合算出来高は207億株。直近20営業日の平均は206億株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 49918.7 -953.3 -1.87 50760.1 50769. 49909.0
8 3 2 26 7
前営業日終値 50872.1
1
ナスダック総合 25169.5 -509.3 -1.98 25512.0 25726. 25145.3
0 2 7 00 0
前営業日終値 25678.8
2
S&P総合500種 7266.99 -119.6 -1.62 7350.54 7396.5 7265.93
6 6
前営業日終値 7386.65
ダウ輸送株20種 21822.5 -603.9 -2.69
5 7
ダウ公共株15種 1101.76 +1.06 +0.10
フィラデルフィア半導体 12206.4 -451.3 -3.57
6 5
VIX指数 22.22 +2.35 +11.8
3
S&P一般消費財 1848.21 -42.10 -2.23
S&P素材 618.12 -15.53 -2.45
S&P工業 1433.33 -50.66 -3.41
S&P主要消費財 952.30 +15.82 +1.69
S&P金融 866.76 -4.36 -0.50
S&P不動産 284.66 +0.04 +0.02
S&Pエネルギー 884.52 +12.75 +1.46
S&Pヘルスケア 1777.78 -20.62 -1.15
S&P通信サービス 461.78 -7.73 -1.65
S&P情報技術 6461.86 -154.5 -2.34
3
S&P公益事業 444.64 -0.03 -0.01
NYSE出来高 14.37億株
シカゴ日経先物6月限 ドル建て 63335 - 大阪比
1005
シカゴ日経先物6月限 円建て 63340 - 大阪比
1000