Edward McAllister

[ティラナ 8日 ロイター] - アルバニアのラマ首相は8日のロイターのインタビューで、トランプ米大統領の娘婿ジャレッド・クシュナー氏がアルバニア南部の沿岸に計画している高級リゾートの開発計画を推進する方針を表明した。

アルバニアの首都ティラナとリゾート開発が計画されている同国南部の海岸では、フラミンゴやアザラシ、ウミガメの生息地となっている湿地帯に悪影響を及ぼすとして数千人が計画の撤回を求めて抗議活動を展開している。

ラマ氏はリゾート開発について「素晴らしいプロジェクトになるだろう。われわれはそれを実行し、欧州に貢献できることを誇りに思うだろう」とし、「私はこれを実現するために投票した。国家を開発する方法を巡り異なる考えを持つ人々に導かれて投票することはない」と主張した。

クシュナー氏の投資会社アフィニティー・パートナーズは現在、アルバニアの環境保護区ヴヨサ・ナルタ近くで計画されている14億ユーロ(16億ドル)規模のプロジェクトと、サザン・アイランド付近の別のプロジェクトに関与している。

ラマ氏は、両プロジェクトの合計規模は50億ユーロになると指摘。「これは大きな夢であり、大きな夢は常に論争に直面する」と話した。

ラマ氏は環境への影響評価がまだ実施されておらず、開発と並行して実施されると指摘。「われわれはアルバニアにおける野生生物のための活動実績を誇らしく思っている。野生生物と自然に関して何を保護する必要があるにせよ、われわれの堅い意思を欧州委員会が疑う理由はない」と訴えた。

ティラナの街頭に8日夜押し寄せた数千人の抗議者は、プロジェクトの中止を要求。これまで約13年間にわたって首相を務めてきたラマ氏が、汚職の根絶や基本サービス改善への取り組みを怠っているとの不満も漏れた。

アフィニティー・パートナーズとクシュナー氏は、コメント要請に応じていない。

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