[8日 ロイター] - 格付け会社S&Pは8日、米格安航空会社(LCC)ジェットブルー航空の格付けを「Bマイナス」から「CCCプラス」に引き下げたと発表した。ジェット燃料価格の高騰が業績回復を妨げる中、投機的等級(ジャンク級)の中でさらに低い水準に位置づけた。

ジェットブルーはコスト削減や路線網の見直し、運航の信頼性改善に向けた取り組みを通じて収益性の回復を目指してきたが、燃料価格の高騰が事業再建計画を複雑にしている。

S&Pは「中東紛争の継続と原油・ジェット燃料価格の大幅な上昇を踏まえると、少なくとも今後12カ月間は、ジェットブルーの業績が著しい圧力にさらされると予想される」と述べた。

また「堅調な需要環境は引き続き航空運賃の上昇を支えているが、2028年まではフリーキャッシュフローの黒字化は見込めず、27年末までにレバレッジ比率が約10倍に達すると予測している」とした。

4月にはフィッチも、継続的な営業損失とマイナスのフリーキャッシュフローを理由に、ジェットブルーの格付けを「Bマイナス」から「CCCプラス」に引き下げた。

S&Pは見通しについては「安定的」に据え置いた。ジェットブルーが27年まで見込まれるフリーキャッシュフローの赤字を賄うのに十分な流動性を維持するとみているためで、近い将来に大規模な債務償還期限はなく、今後12カ月で債務不履行や債務再編に至る事態は想定していないとした。

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