「宣伝と金儲けの道具として利用」と批判も

妃は今回に限らず、このところ私生活の一端を垣間見せる子供たちの姿を頻繁に公開して物議を醸している。

5月18日にスイス・ジュネーブでソーシャルメディアが子供たちに及ぼす危険性についてスピーチしていた妃だが、その直前には自らディズニーランド旅行を楽しむ家族写真や、洋服や靴が並ぶウォークインクローゼットで服を試着する自身の足元にしゃがむ王女の後ろ姿を公開。「宣伝と金儲けの道具として子供たちを利用している」「私生活の切り売り」などと、激しい非難を浴びた。

相次ぐ子供の写真公開に「偽善者」との声も上がるなか、夫妻の広報担当者は「自身の生活のひとコマを共有することと、子供たちを世間の監視に晒すことには違いがあることを、常に明確にしている」「顔を隠すことで、自身が提唱する原則、すなわちデジタル化が進む世界において子供たちにプライバシー、主体性、そして保護を与えるという原則を実践している」と反論し、正当性を主張した。

「顔出し」をしていないことを理由に妃の言動に「矛盾はない」との認識を示したものの、批判が収まる気配はなく、「顔を隠すことは逆に人々の好奇心を掻き立てることになるのでは?それでプライバシーが守られると思っているのだろうか?」と、まっとうな意見が寄せられている。

[筆者]
千歳香奈子
北海道・札幌市出身。1992年に渡米し、カリフォルニア州サンタモニカ大学で写真を学ぶ。96年アトランタ五輪の取材アシスタントとして日刊スポーツ新聞社アトランタ支局に勤務。ロサンゼルス支局、東京本社勤務を経て99年から2025年後半までロサンゼルスを拠点にハリウッドスターら著名人へのインタビューや映画、エンターテイメント情報等を取材、執筆。現在は札幌を拠点に海外エンタメ情報を発信している。著書に『ハリウッド・セレブ』(学研新書)。

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