北朝鮮は、新たなAI誘導ミサイルと新型の多目的発射システムを試験したと発表した。金正恩総書記が視察した最新の兵器試験だ。

北朝鮮のミサイル科学者らが開発した新型の多連装戦術巡航ミサイルは、AI支援による誘導で高い命中精度を実現したと、国営朝鮮中央通信(KCNA)が翌日報じた。

KCNAによれば、金正恩はこのシステムを承認し、「特に南部国境地域の長距離砲兵旅団」に配備する予定だという。これは韓国との事実上の国境である軍事境界線(MDL)に言及したものだ。

南北関係はここ数年で最悪の状態からなお回復しておらず、北朝鮮は国連制裁下の弾道ミサイル計画を推進する一方、韓国は同盟国である米国との連携を一層強化している。双方が相手側を挑発行為だと非難する状況が続いている。

KCNAは金正恩の言葉を次のように伝えた。「わが軍の作戦にとって、いかなる敵勢力も理論上生き残れないほどの破壊力を持つことが不可欠だ。そのような能力は敵に極度の不安と恐怖を与え、戦争抑止のための重要な要素、かつ責任ある取り組みとなる」

北朝鮮国営メディアが公開した写真には、金正恩が非公表の場所で制服姿の軍幹部らとともに軽量ミサイル発射車両を視察する様子が写っていた。その車両から、少なくとも2種類のミサイルが発射された。

北朝鮮国営の朝鮮中央通信(KCNA)が5月27日に公開した写真。金正恩総書記が、前日に非公表の場所で行われたミサイル発射試験を視察する様子KCNA

今回のミサイル実験は4月中旬以来で、中国の習近平国家主席が5月にドナルド・トランプ米大統領とロシアのウラジーミル・プーチン大統領を相次いで北京に迎えた数日後に実施された。

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