イノベーションにも若者の頭脳が必要だが

とはいえ、「こうした取り組みにも限界がある」と指摘するのは、米ウィスコンシン大学マディソン校で中国の人口動態を研究してきた易富賢(イー・フーシェン)上級研究員だ。「イノベーションを生み続けるには、若者の頭脳が必要だ。それに、ロボット労働者は消費をしない。そして消費は経済の最大の原動力だ。十分な数の消費者がいなければ、AIもロボットも産業廃棄物と同じだ」

人口動態の終末時計というものがあるとすれば、それは刻々と進んでいる。そして中国政府は懸命に対策を講じている。3月に発表された第15次5カ年計画では、35年までに中国全土でAI導入率90%以上を達成し、AIを社会にシームレスに統合する目標が改めて示された。

※この記事は前編です。後編は5月29日にアップロードされます。

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