枠組みには4つの側面が
例えば、国営多言語テレビネットワークCGTN(中国国際電視台)によると、習が示した枠組みには、「協力を主軸とする積極的な安定」「節度ある競争による健全な安定」「管理可能な相違のある恒常的な安定」「平和が期待できる持続的な安定」の4つの側面がある。
このうち最も重要なのは、2つ目の「節度ある競争による健全な安定」だ。バイデン政権時代、中国は米中関係に「競争」の側面が存在することを否定し続けた。今回はそれを明確に認めた格好だが、そこには一定の抑制が加えられた。
まず、競争は「建設的な戦略的安定関係」の4つの側面のうち1番に挙げられていない。真っ先に挙げられているのは「協力を主軸とする積極的な安定」であり、競争はその下に置かれ、さらに「節度ある」という条件を課されている。
これは中国の適応力を示している。現実を否定することも、アメリカの「まず競争」という枠組みを全面的に受け入れることもなく、両国関係に激しい競争が伴うことを巧みな表現で認められるようになったのだ。
皮肉なのは、米中の立場が部分的に逆転したことだ。バイデン政権は、アメリカと中国は競争関係にあるとし、その競争に「ガードレール」(一定の制限)を設置しようとした。
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