[ブラジリア 19日 ロイター] - ブラジル中央銀行のニルトン・デービッド金融政策局長は19日、中東紛争が原因で先行き不透明感が強いため、中銀はフォワードガイダンスを公表しないと述べた。サンタンデール銀行主催のイベントで語った。

紛争によりエネルギー価格が混乱しており、紛争終結の見通しも立っていないとの判断から、フォワードガイダンスの公表見送りを決めたと説明。「エネルギー価格が元に戻ることがあるとしても、それにはしばらく時間を要するだろう」と述べた。

「中銀は、紛争が理由で起こるかもしれない物価変動を攻撃することはしない。しかし、そうした物価変動が将来インフレにつながることは容認しない」とも語った。

米国・イスラエルとイランとの戦争を背景に、ブラジルの総合インフレ率は加速し、4月に年率4.39%に達した。デービッド氏は、インフレ率が物価目標の3%に収まると政策担当者が自信を持てるまで、政策金利を引き締め的な水準に維持すると何度も強調した。

中銀は3、4月の2回連続で政策金利を0.25%幅ずつ引き下げ、14.50%としている。

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