15〜20回ほど配信すると、「このジャンルでまとまった発信ができたな」という手応えが出てくる。そのあたりから、同じジャンルのポッドキャスターに、番組の感想を添えて「自分もこんな番組をやっていて、よければ一度お話しませんか」と連絡するのもいいでしょう。コラボやつながりが生まれて、さらに楽しく続けやすくなります。

先日、海外のメディアで面白い記事を見かけました。アメリカでも、男性は女性よりも友達をつくるのが苦手な傾向にあり、Podcastが友達づくりの有力なツールになっているそうです。「番組のゲストに招く」という体で誘えば、友達がつくりやすいという(笑)。中年になると友人が減って孤独を感じやすいといわれますが、Podcastがあれば大丈夫かもしれません。

「偏り」がファンを生む

──Chronicleでは年間1000本ほどのPodcastを制作しています。「想定以上に反響があった番組」はありますか。

超実践的幸福論」は、想定を超えた反響がありましたね。セルソースという再生医療の会社を創業した裙本理人さんと、私の元同僚でノンフィクションライターの泉秀一さんが、仕事、キャリア、お金といった答えがないテーマについて「最適解」を語る番組です。二人ともとても合理的に考えるんですが、実はちょっと偏っているんですよね。その偏りを自覚せずに喋っているのが面白いポイントです。リスナーは「いやいやいや」と心の中でツッコミを入れながら聴いてしまうんだと思います。

こんなふうに偏りを見せること、つまり誠実でありながらも自分の主観を話すことが重要なんですよね。

社内向けPodcastは「内輪話」に振り切ること
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