共和党で異色の存在

2024年大統領選の頃には関係は改善し、マッシーはトランプ支持を表明していた。

2024年10月に広く報じられた声明でマッシーは、トランプは「国内で自由を守り、海外で不要な戦争を防ぐことで米国民を第一に考える」とし、「小規模農家に力を与え、医療制度を腐敗させた特権利益に立ち向かうことで、米国を再び健康にする」と述べていた。

だが、その後関係は再び悪化した。ケンタッキー大学の政治学教授D・スティーブン・ボスは以前本誌に対し、対立が生じたのは、トランプが「同じ保守派のなかでも異論をほとんど認めない」からだと語っている。

「エプスタイン関連文書が見出しを独占し始める頃までには、トランプは何度もマッシーを攻撃しており、マッシーが本格的に反撃に出るのは自然な流れだった」と彼は述べた。

マッシーは、昨年議会を通過した大規模な財政・支出法(ワン・ビッグ・ビューティフル・ビル)を含む、トランプ政策の一部に反対票を投じてきた。

イランへの軍事攻撃を含むトランプの外交政策にも反対している。トランプのイランに対する戦争権限を制限することを目的とした戦争権限決議も支持した。

イラン戦争は不人気で、共和党の足を引っ張りかねない。この戦争により世界の原油価格は急騰し、米国民のガソリン価格は上昇し、インフレや生活費高騰への懸念は強まるばかりだ。

マッシーは民主党下院議員とともに、性的人身売買で起訴され2019年に獄中で死んだ富豪ジェフリー・エプスタインに関連する文書の全面公開を主導した。 これが、トランプとの関係の転換点だったと、ベルトは指摘した。

報復を受けたインディアナ
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