11月の米中間選挙の候補者を選ぶ予備選で、共和党のトーマス・マッシー下院議員は来週、トランプが支持する対立候補エド・ガルレインと対決する。強固な保守地盤とされる米中東部ケンタッキー州のこの選挙区は接戦になっている。

マッシーは米議会でも最も保守的な下院議員の1人だが、外交政策やエプスタイン関連文書の扱いをめぐってドナルド・トランプ大統領と対立してきたことから、その勝敗に注目が集まっている。

トランプの支持を受けた「刺客」ガルレインとの選挙戦は、富裕な保守派献金者も巻き込んで過熱しており、共和党の今後の方向性をめぐる亀裂を浮き彫りにしている。

トランプは、農場経営者で退役軍人のガルレインに支持を表明した。トランプの支持表明はこれまで、共和党の予備選に大きな影響力を持ってきた。だが、5月19日に予定されるこの予備選では、トランプの全米支持率が低下する中で、改めてその影響力が試されることになる。

共和党予備選は最終局面に入り、マッシーとガルレインはそれぞれの支持者を投票所に動員しようとしている。最近の調査で、選挙は接戦とみられている。

ジョージ・ワシントン大学政治運営プログラムのディレクター、トッド・ベルトは本誌に対し、トランプの支持表明によってマッシーの優位は弱まった、と語った。

「この選挙区は、今回の下院予備選で最もカネがかかる選挙になりつつある。それだけの資金が動けば、どんな選挙結果になってもおかしくない」と彼は述べた。トランプは「非常に強力」であり、「自らの支持と資金力を使って、忠実でないと見なした人物を党から一掃できる」という。

終盤でトランプ側が巻き返し
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