Steven Scheer
[エルサレム 17日 ロイター] - イスラエル中央統計局が17日発表した第1・四半期の国内総生産(GDP)は、イランとの紛争の影響を受けて年率換算で前期比3.3%減少したが、紛争が再燃しない限り、プラス成長を回復すると見込まれている。
ロイターのエコノミスト調査ではマイナス4%成長が予想されていた。
イスラエル経済は25年に2.9%成長し、10月のパレスチナ自治区ガザでのイスラム組織ハマスとの停戦を受け、26年には5%超の成長を回復すると予想されていた。
だが、2月28日に米国とイスラエルがイランを空爆し、イランとの紛争が始まった。イランからの弾道ミサイル攻撃が数週間続き、学校が閉鎖され、企業活動や個人消費が冷え込んだ。
ハレル保険・金融の経済・調査部門責任者であるオファー・クライン氏は「1─2月のイスラエル経済は急速に成長した」とし、「4月にほとんどの制限が解除されて以降、経済活動が改善していることは、今四半期には比較的早期にプラス成長に回帰することを示唆している」と述べた。同氏は今年の成長率予測を3.2%から3.5%に引き上げた。
イスラエル中銀は、イランとの停戦が維持されるかどうか次第だとしながらも、今年の成長率を3.8%と見込んでいる。イランとの戦闘前は5.2%と予想していた。
通貨シェケルは過去1年間で20%上昇し、対ドルで33年ぶりの高値を記録した。
第1・四半期には、個人消費が4.7%減、輸出が3.7%減、政府支出が4.8%減となった。固定資産投資は12.6%増加した。
第1・四半期の1人当たりのGDPは4.5%減少した。