オゼンピック(一般名セマグルチド)などのGLP-1受容体作動薬に、意外な「良い副作用」があることが、10万人近くを対象とした大規模研究で明らかになった。
この研究は、GLP-1薬が体重減少や糖尿病管理といった既知の効果に加え、鬱や不安など精神的な問題にも好影響を与える可能性を示している。さらに、これらの薬剤が薬物やアルコール依存のリスク低下とも関連していた。
「スウェーデンのデータを調べた先行研究は、GLP-1薬の使用がアルコール使用障害のリスク低下と関連していることを示していた」と、豪グリフィス大学のマーク・テイラー教授(精神医学)は言う。「アルコール関連の問題は気分や不安に影響を及ぼすことが多いため、こうした症状にもプラスの効果が出るとみられている」
これだけの良い副作用
今回の研究によると、GLP-1薬、とりわけオゼンピックの使用は、精神疾患に関連する入院や病欠の減少につながっていた。オゼンピックを使用した被験者は、入院リスクが42%低かった。
Reference
Taipale H, Taylor M, Lähteenvuo M et al. Association between GLP-1 receptor agonist use and worsening mental illness in people with depression and anxiety in Sweden: a national cohort study. The Lancet Psychiatry, 13, 327-335, April 2026. DOI: 10.1016/S2215-0366(26)00014-3
記事の続きはメディアプラットフォーム「note」のニューズウィーク日本版公式アカウントで公開しています。
【note限定公開記事】オゼンピックに見つかったこれだけの良い副作用...鬱やADHDを改善する可能性
ニューズウィーク日本版「note」公式アカウント開設のお知らせ
公式サイトで日々公開している無料記事とは異なり、noteでは定期購読会員向けにより選び抜いた国際記事を安定して、継続的に届けていく仕組みを整えています。翻訳記事についても、速報性よりも「読んで深く理解できること」に重きを置いたラインナップを選定。一人でも多くの方に、時間をかけて読む価値のある国際情報を、信頼できる形でお届けしたいと考えています。
剛腕首相ネタニヤフが図ったアラブとイランの弱体化で、中東に訪れる新時代