Shivangi Acharya
[ニューデリー 15日 ロイター] - インド商工省が15日発表した4月の貿易統計によると、モノの貿易赤字は283億8000万ドルに拡大した。中東の紛争で供給網が混乱し、石油・ガス価格が上昇する中で原油額が急増し、輸入額は半年ぶりの高水準となった。
ロイターがまとめたエコノミスト予想によると、4月の貿易赤字は265億ドルだった。3月の貿易赤字は206億7000万ドルだった。
4月の輸出額は435億6000万ドルと前月の389億2000万ドルから増加。一方、輸入額は719億4000万ドルと前月の595億9000万ドルから大幅に拡大し、半年ぶり高水準となった。
アグラワル商務次官は電子機器、エンジニアリング製品、石油製品輸出に押し上げられて4月の輸出は過去10年で最高に達し、貿易赤字拡大に歯止めをかけたと述べた。
調査会社ICRAのチーフエコノミスト、アディティ・ナイヤール氏は、今年度の経常赤字が対国内総生産(GDP)比で約2%と前年度推計の2倍超に達すると予想した。
輸入の増加は原油輸入の急増が主因。4月の原油輸入は186億3000万ドルと、3月の121億8000万ドルから53%急増し、輸入額の押し上げが鮮明となった。
金輸入は前月比84%増の56億3000万ドル。月内に銀行が購入を縮小したにもかかわらず、精錬業者が粗金の輸入を増やした。
貿易統計の発表後、インドルピーは過去最安値を更新し、初めて1ドル=96ルピーを突破した。