Jonathan Stempel
[15日 ロイター] - 米投資会社バークシャー・ハサウェイが15日提出した規制当局への開示資料で、同社が2026年第1・四半期にデルタ航空株の6.1%を26億5000万ドルで、百貨店メイシーズ株300万株を5500万ドルでそれぞれ購入したことが分かった。グーグルの親会社アルファベット株の保有比率は3倍超となって保有額は166億ドル相当に膨らみ、ニューヨーク・タイムズへの出資比率は2倍超の9.4%となった。
一方、小規模保有していたアマゾン・ドット・コム、ユナイテッドヘルス・グループ、クレジットカードのビザとマスターカードなどの株式は手放した。
バークシャーは第1・四半期に159億4000万ドル相当の株式を購入し、240億9000万ドル相当を売却した。これらはウォーレン・バフェット前最高経営責任者(CEO)の後任に就いたグレッグ・アベルCEOによる総額2880億ドル相当のポートフォリオの見直しとなる。
アベル氏は2月、バークシャーが保有する株式の94%を自身が監督し、投資マネジャーのテッド・ウェシュラー氏が6%担当を担っていると明らかにしていた。
デルタを含めた航空各社は、米国とイスラエルによるイラン攻撃に端を発した中東情勢の混乱に伴う燃料費高騰に苦慮している。バークシャーはかつてデルタ株の11%を保有していたが、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が起きた初期の20年4月に手放し、同程度のアメリカン航空、サウスウエスト航空、ユナイテッド航空それぞれの株式も売却していた。
米航空大手の中で現在最も経営が健全な企業の一つと見なされているデルタの株価は15日の通常取引後の時間外取引で3.3%上昇し、投資家がバークシャーのお墨付きを得たと捉える動きだとみられる。デルタはコメント要請に直ちには回答しなかった。
メイシーズ株も時間外取引で6.3%上昇し、ニューヨーク・タイムズ株も時間外取引で上がった。