名優トニー・カーティスを父とし、デビュー作のホラー映画『ハロウィン』(1978年)で絶叫クイーンの称号を得る。その後も幸運とチャンスに恵まれてスター街道を突き進み、2022年の『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』で60歳代半ばにして米アカデミー賞助演女優賞をゲット──。

【動画】ジェイミー・リー・カーティスのデビュー作『ハロウィン』のオフィシャルトレーラー

いや、こんな通り一遍の紹介で俳優ジェイミー・リー・カーティスの本質を理解できるわけがない。だから、彼女の話を聞いてほしい。

カーティスは3月半ばにテキサス州で開かれたテクノロジーとカルチャーの祭典SXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)の特別セッションに登壇し、筆者を相手に約1時間、思いの丈を語った。題して「今でなければいつ? 私でなければ誰? 転機をつかみ、実現する!」。

怪しげな自己啓発本に出てきそうな自己実現の話ではない。見た目重視の映画業界にあって、自分のやりたいことをやるにはどうしたらいいか。それがテーマだ。「どうして私がこの場にいると思う?」と彼女は聴衆に問いかけ、こう続けた。「私が実現させたからです」

そのとおり。彼女は8年前に公共ラジオで、カリフォルニア州パラダイスの山火事で児童22人を救ったスクールバス運転手の話を聞くと、翌日すぐプロデューサーのジェーソン・ブラムに電話して、映画にしようと持ちかけた。

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