今やビジネスの現場で当たり前のように使われ、なくてはならない存在になりつつある生成AI。実際にAIが人間の問いに答えを返すその裏側では、膨大な計算を処理するためにデータセンターのコンピューターがフル回転しています。
そこで近年、AIとデータセンターの拡大がもたらす課題として取り沙汰されているのが、「電力不足」と「熱」です。
データセンター問題で注目される「光電融合」
スマートフォンやパソコンを長時間使って熱くなった経験をお持ちの方もいると思いますが、AIのサーバーはそれらをはるかに超える熱を出します。そのため冷却ファンや冷却水によるクーリングが欠かせず、電力はさらに足りなくなるのです。
この課題を解決するため、デジタルの世界で「光」の活用が広がりつつあります。
これまでのコンピューターは、情報のやり取りを「電気」で行ってきました。しかし、電気は細い線を流れる際に抵抗を受けて熱を出し、スピードも落ちてしまいます。そこで、「電気」の代わりに部分的に「光」を使って情報を運ぼう、というのが「光電融合」という新たな技術です。
光を使えばエネルギーのロスを劇的に減らすことができ、消費電力をこれまでの100分の1に抑えることも夢ではないと言われています。
NTT<9432>が進める「IOWN(アイオン)」構想もその一つで、「電気の代わりに光を使って、究極に省エネで高速なネットワークを作ろう」という次世代インフラ構想です。
そして、この「光電融合」に関連する銘柄として株式市場で注目を集め始めているのが、2025年3月に東証プライム市場に上場したJX金属<5016>です。