ネバダ州南部で16回の連続地震が発生した。震源は、立ち入りが厳しく制限されている軍の実験場「エリア51」の近くだった。
地震発生場所を示すUSGSの双方向マップを見ると、今回の地震はネバダ州南部に集中していた。4月29日午前に発生した1回目の地震に続き、十数回の弱い揺れが、ラスベガスの南西に位置するエリア51から約45キロ東で観測された。
専門家によると、断層が交差するネバダ州は地震活動が活発で、比較的地震が多い。しかし今回の一連の地震は長年極秘扱いで世間の関心を集めてきたエリア51に近かったことから、ネット上で再び注目の的になった。ただし、軍事機密扱いのこの施設や人間の活動が地震に関係している証拠は確認されていない。
アメリカ地質調査所(USGS)の地質学者クリストファー・デュロスは本誌の取材に対し、最初の揺れが地震だったことを確認し、余震についても地中の深い場所で起きた地震と一致していると指摘した。
デュロスによると、29日に起きた最初の地震はマグニチュード(M)4.4、震源の深さは約4キロだった。余震はM1.5~3.7で、深さは同程度。アメリカ東部時間30日午後5時までに15回の余震があった。
最初の地震では、111人から揺れを感じたという報告がUSGSに寄せられた。被害は報告されていない。
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