インフレ懸念

米国とイランの交渉が膠着し、中東からの供給の混乱が長期化するとの懸念が強まる中で米原油先物は急伸し、数週間ぶりの高値で清算された。

パウエル氏は、3月の個人消費支出(PCE)価格指数インフレ率が3.5%になるとの見通しを示した。

同氏は「その見通しは現実のものだ。様子を見守る必要がある」と指摘。政策当局者は今週の会合で利上げの可能性を示唆する準備はできていなかったものの、「(政策スタンスの)中心はより中立的な方向へシフトしつつある」と語った。

「そのような形でガイダンスを変更する際には、多くのシグナルが送られることになる。現時点では、その点についてシグナルを送る必要はないと、われわれの大多数が考えていたのだろう。しかし、いずれその段階に来るかもしれない」と述べた。

もしそのような転換が行われるとすれば、それはウォーシュ氏のFRB議長任期中に起こる可能性が高い。同氏はパウエル氏の後任として、6月16─17日のFOMCを主導する見込みであり、トランプ氏はそれを受けて利下げが続くと予想していると述べている。

しかし、それは困難な課題となる可能性がある。投資家の間では、むしろ利上げが必要になるかもしれないとの見方が強まっている。

今回の会合では、クリーブランド地区連銀のハマック総裁、ミネアポリス地区連銀のカシュカリ総裁、ダラス地区連銀のローガン総裁は金利据え置き自体には賛成したものの、現時点で声明に緩和バイアスを盛り込むことは支持できないとして、政策決定に反対した。

[ロイター]
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