トランプ米大統領が出席していたホワイトハウス記者協会の夕食会で警備を突破しようと大統領警護隊(シークレットサービス)の捜査官を銃撃したとして逮捕されたコール・トーマス・アレン容疑者(31)が27日、トランプ氏への殺人未遂などの容疑で訴追された。有罪となれば終身刑となる可能性がある。

アレン容疑者は青色の囚人服を着用してワシントンの連邦裁判所に初出廷した。ジョスリン・バランタイン検察官は同容疑者について「トランプ大統領の暗殺を試みた」と述べた。

アレン容疑者は短い審理の中で認否を示さなかった。弁護人のテジラ・エイブ氏は、アレン容疑者にはこれまで逮捕歴や有罪判決歴がないと述べた。

ブランチ司法長官代行は審理後、記者団に対し、アレン容疑者が事件当夜に家族に送ったメールの中でトランプ氏を「裏切り者」と呼び、他の侮辱的な表現も使っていたことから、捜査当局はアレン容疑者がトランプ氏を標的にしたとみていると述べた。

連邦治安判事によると、アレン容疑者は州境を越えた銃器の違法輸送と暴力犯罪における銃器発砲の容疑にも問われている。

連邦治安判事は審理が進められる間、アレン容疑者の勾留を命令。勾留の延長を巡る次回の審理は30日に予定されている。

宣誓供述書によると、アレン容疑者は25日に家族に送ったメールで、自らを「フレンドリー・フェデラル・アサシン(友好的な連邦暗殺者)」と呼び、トランプ政権の高官を標的にする計画について語っていた。

今回の事件は、米国で相次ぐ政治的暴力の最新の事例だ。昨年9月には保守派の政治活動家チャーリー・カーク氏が集会で射殺され、その数カ月前には民主党のミネソタ州議会議員とその夫が殺害された。トランプ氏自身も2024年の大統領選挙期間中に2度の暗殺未遂に遭っている。

[ロイター]
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