[上海 24日 ロイター] - 中国財政省は24日、30年物特別国債の第1弾を発行した。利回りは2.20%で、中東紛争に関連したインフレ懸念が後退する中、同年限として昨年11月以来の低水準となった。

発行額は850億元。表面利率は入札時点の流通市場での同年限の利回りをわずかに下回った。

中国の30年物国債利回りは3月中旬に1年半ぶりの高水準を付けた後、潤沢な流動性と中東での停戦期待によるインフレ懸念後退を背景に、今月に入り約15ベーシスポイント(bp)低下している。

華創証券のアナリストはリポートで、「3月下旬以降、地政学的リスクは強弱を繰り返してきたが、市場は『戦うことで交渉を促す』という展開を基本シナリオとして織り込む傾向が強まっており」、これが超長期債の市場心理を押し上げていると指摘した。

ただ、中期的には国債や金融債の供給増加や、翌日物レポ金利が上昇した場合のボラティリティーがリスクになると警告した。

30年物特別国債の応札倍率は3.58倍だった。

財政省は20年物の特別国債340億元相当も発行。利回りは2.2%。応札倍率は3.73倍だった。

同省は2026年の超長期特別国債の発行年限を昨年と同じ20年、30年、50年としている。

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