以上のように、小川氏はSNS上でのやりとりや実生活での場面で、一歩引いたメタ的な視点に立って、物事や状況を考え、解決法を導き出している。

斜め45度の処世術』も、自分にとって意味のない(時に有害な)コミュニケーションを見直す思考に溢れた内容になっている。「〜こうすべきだ」という断定的な解答よりも、著者の思考を肩越しに見ながら世界を見ることで、自分の場合にはどうか、と反省を促してくれる一冊だ。情報過多の現代、接続過剰になり疲労感を感じる人は、ぜひ本書を手に取っていただきたい。

 小川哲(おがわ・さとし)
1986年、千葉県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程退学。2023年に『地図と拳』で第168回直木三十五賞を、『君のクイズ』で第76回日本推理作家協会賞を受賞。他の著作に『君が手にするはずだった黄金について』『スメラミシング』『火星の女王』『言語化するための小説思考』などがある。 『君のクイズ』は5月15日より全国で映画公開。

斜め45度の処世術

斜め45度の処世術

小川哲[著]

CEメディアハウス[刊]

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■刊行記念 小川哲さんサイン会開催!


【日時】2026年4月26日(日)13:00開始
    ※参加グループにより集合時間が異なります
【場所】紀伊國屋書店新宿本店 9階イベントスペース
【参加費】「対象書籍付き参加チケット」1,850円
     (書籍代『斜め45度の処世術』1,650円+販売手数料)


【申込方法・詳細】紀伊國屋書店ホームページ
https://store.kinokuniya.co.jp/event/1774786023/
※ウェブのみの受付。店頭や電話ではいっさい承ることができません

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