──この先、対日輸出は大幅に減少するか。
現在は、輸出を一部で止めているというよりは、スピードをコントロールしている状況だ。今後も急激に減る可能性は低いとみている。中国にとってレアアースは外貨獲得の重要な手段であり、完全に止めれば国内の輸出企業の不満が政府に向かいかねない。景気停滞が続く中、そのリスクは大きいはずだ。あくまでも外交上のカードとして最大限に利用する戦略をとっており、(中東危機をきっかけに地政学的状況が大きく変化する中)米中・日中関係に改善が見られれば、すぐに輸出が回復する可能性もあり得るだろう。
「対日輸出がゼロになる」との悲観論から、「小笠原諸島・南鳥島沖の開発計画が問題解決の切り札になる」といった楽観論まで、極端な意見が世の中で交錯しているが、いずれも実態を正しく反映しているとは言い難い。
(聞き手・小川悠介 編集:橋本浩)
[ロイター]

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