しかし、イランの新体制の交渉姿勢が過去のイラン政府と大きく変わることは考えにくい。焦点はあくまでも、ラリジャニがイランの国家としての生存戦略を揺るがすことなく、米政権を納得させる合意を結べるかどうかだ。
ラリジャニの役割は、和平を実現させるというより、緊張を注意深く管理することだと言えるだろう。イラン情勢の行方は、ラリジャニ個人だけでなく、イランの新しい集団指導体制とトランプ政権の決定にも懸かっている。

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