<キューバ領海で「武装侵入」。「テロ」か「政治工作」か? 相反する主張が対立を生む──>

ベネズエラの石油資源を掌握したトランプ米政権がキューバへの原油供給を制限し、燃料危機が深刻化するキューバとの緊張が一段と高まる事態が発生した。

キューバ当局によれば2月25日、米フロリダ州で登録された高速艇が領海内に侵入し、国境警備艇に発砲したため、4人を射殺し、6人を拘束した。

乗っていたのは全員が在米キューバ人で、うち2人は同国へのテロを計画した疑いで指名手配されていたと発表した。さらに当局は、高速艇の上陸を支援する目的でアメリカから入国していたキューバ人1人も拘束したという。

在米キューバ人によるテロ目的の侵入は、CIAの支援を受けた亡命キューバ人がカストロ政権の打倒を企てた1961年のピッグス湾事件を想起させる。

だが米当局は関与を否定し、高速艇の乗船者に米国籍保有者も含まれていたと発表。事件を政治的工作と見なすキューバ側の姿勢に疑問を呈し、独自に調査する方針を表明した。

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