Hiroko ‍Hamada

[東京 27日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は反発し、前営業日比448円29銭高の5万3333円54銭で取引を終えた。前日に900円超値下がりした反動で、自律反発狙いの買いが優勢となった。指数寄与度の大きい半導体株の一角が買われ、相場を押し上げた。為替相場でドル/円の円高進行が一服したことも投資家心理を支えたとの指摘があった。

日経平均は前営業日比37円安と小幅安でスタートした後、一時200円超安となる場面があったが、売りが一服すると次第に買いが優勢となった。後場に入ってからはさらに上げ幅を広げ、一時448円高の5万3334円03銭まで上昇。特段、新規材料が出たわけではないものの、指数寄与度の大きい半導体株の一角が堅調だった。

ドルは154円台半ば付近での推移が継続。円高進行は一服しているが、「為替介入への警戒感は依然として残っており、株価の上値を抑制する可能性がある」(国内証券・ストラテジスト)との声が聞かれた。

一方、岩井コスモ証券の投資調査部フェロー・有沢正一氏は、「市場の関心も次第に決算発表へ向かっていくだろう」と話す。ただ、主力株や大型株については先行して買⁠われた面もあるとして、「出遅れていた中小型株を中心に、好決算が示されれば物‍色が向かうのではないか」(有沢氏)という。

TOPIXは0.31%高の3563.59ポイントで取引を終了。プライム市場指数は0.31%高の1836.14ポイントだった。東証プライム市場の売買代金は5兆8311億8000万円だった。東証33業種では、水産・農林、非鉄金属、卸売など18業種が値上がり。電気・ガス、空運、陸‍運など15業種が値下がりした。

新興株式市場は、東証グロース市場250指‍数が0.35%安の716.55ポイントと、小幅に続落した。

個別では、アドバン‍テスト、東京エレクトロンが堅調。KOKUSAI ELECTRIC、キオクシアホールディングスも大幅高だった。金価格の上昇が材料視され、住友金属鉱山も買われた。

一方、日立製作所は小幅安。ロイターは27日、日米関税合意に基づく総額5500億ドル(約85兆円)の対米投融資について、人工ダイヤモンドを米国内で生産⁠する計画が有力候補になっていることが分かったと報じた。両政府は発電関連事業など複数のプロジェクトと合わせて「第1号案件」として⁠発表したい考えで、「第1号」には大規模な発‍電プロジェクトも含まれる見通し。複数の関係筋は同事業への日立の参画を想定していると認めた。

プライム市場の騰落数は、値上がり686銘柄(42%)に対し、値下がりが846銘柄(52%)、変わらずが69銘柄(4%)だった。

  終値 前日比 寄り付き    安値/高値  

日経平均 53333.54 +448.29 52847.54  52,637.66

─53,334.03

TOPIX 3563.59 +11.10 3544.24  3,526.09─

3,567.96 

プライム市場指数 1836.14 +5.68 1825.23  1,817.05─

1,838.27 

スタンダード市場指数 1624.12 +4.24 1617.18  1,613.00─

1,624.89 

グロース市場指数 937.41 -2.80 938.97  930.27─94

0.38 

グロース250指数 716.55 -2.52 717.96  710.58─71

9.25 

東証出来高(万株) 213561 東証売買代金(億 58311.80  

円)

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