Sandeep Shekhar Ghoshal

[バンコク 12日 ロイター] - タイのアヌティン首相は11日、「国民に権力を返還する」と交流サイト(SNS)に投稿し、予定より早く総選挙を実施する方針を表明した。

官報によると、ワチラロンコン国王は議会解散を承認した。これにより、憲法に基づき45─60日以内に総選挙が実施される。

政府報道官はロイターに対し、最大野党との対立が背景にあると説明。「議会で何も前に進められない状況だ」と述べた。

タイではカンボジアとの国境紛争が激化しており、戦闘が再燃してから5日目となった12日までに少なくとも20人が死亡、約200人が負傷している。

アヌティン氏は12日、議会解散によってカンボジアとの紛争管理に影響が及ぶことはないと記者団に述べた。また、政府報道官はネーションTVに対し、暫定政権は「全権」を有していると強調した。

アヌティン氏は2023年8月以降で3人目の首相。9月には、来年1月末までに議会を解散し、3月か4月初めに総選挙を実施する計画だと述べていたが、スケジュールが早まることになる。

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