一方、スコットランド・ラグビー協会は今回の事件の加害者を非難し、その行動は「極めて不快」で、ラグビーやラグビー・ファンの価値観を象徴するものではない、とツイッターで表明している。

デイリー・メールによると、英国鉄道警察は4月17日、この男らがエディンバラ市内に在住の22〜25歳であること、マンチェスターの裁判所に5月16日に出頭するよう命令が出されていることを明らかにした。社会的な秩序を乱したというのが理由だ。

ファンを大切にする思いがあだに──「公共交通機関はもう使わない」

今回の事件についてジョーンズは、急いでいる時を除き、写真を頼まれて断ったことは一度もないとして、「ファンのためと思ってやっている。でもこういうことが起こると、自分の身の安全を考えないと」とテレグラフに話した。

また公共交通機関での移動については、「自分は他の人とは違うんだなどとは思わない」ことが理由だと説明。しかし今回の出来事には非常に驚いており、今後は公共交通機関を使わない、と話している。

実はこの日、ジョーンズはこの後さらにロンドン行きの電車でも暴言を浴びせられたのだ。サッカー・プレミアリーグ観戦後、マンチェスターからロンドンへと再び1人で向かったのだが、その電車内で暴言を吐かれたのだ。英国鉄道警察に通報が入り警官が出動するほどだったようで、逮捕者は出ていないものの捜査は続行中だという。

ジョーンズは、日本代表の監督を2015年に退いた後、イングランド代表の監督に就任。イングランドとの契約は2019年に日本で開催されるワールドカップまでだったが、戦績が好調なことから今年1月、2年の契約更新が決定し、2021年まで監督を務めることになっている。

ガーディアンによると、ジョーンズの契約には解除条項があり、2019年のワールドカップでの成績によって解除もありえるが、もし2021年まで続けた場合、イングランド代表の監督を約7年務めたクライブ・ウッドワードに次ぐ長さとなる。