William James William Schomberg
[ロンドン 24日 ロイター] - イングランド銀行(BOE、英中央銀行)のミーガン・グリーン金融政策委員は24日の講演で、英国の物価が想定より高まるリスクが増大しており、追加利下げには慎重になるべきだとの見解を示した。BOEが講演テキストを公表した。
先週の金融政策委員会(MPC)で、グリーン氏は政策金利を4%に据え置く決定を支持。5対4の僅差で25ベーシスポイント(bp)の利下げを決めた8月のMPCでは、利下げに反対票を投じている。
グリーン氏は「現在われわれが直面している不確実性とリスクへの適切な対応方法は、今後の利下げに慎重な態度を取ることだと信じている」と述べ、英国の物価見通しに関するリスクは上振れしていると強調。コロナ禍やロシアのウクライナ侵攻に伴うショックを経て、物価上昇圧力が根強く残っている点を理由に挙げた。
一方でグリーン氏は、労働市場の急速な軟化についての自身の懸念は、1年前よりも後退したと明かした。
BOEは先週のMPCで、根強い物価上昇圧力を受けて利下げペースを減速する可能性を示唆しており、次の利下げ時期は来年2月か3月までずれ込む、というのが投資家の想定だ。
ベイリー総裁は24日付地元紙のインタビューで、借り入れコストはさらに低下する公算が大きいとしつつも「(追加利下げの)正確な時期や幅は物価上昇率が鈍化していく道筋次第になるだろう」と付け加えた。