Jessie Pang Anson Law

[香港 6日 ロイター] - 香港終審法院(最高裁)は6日、検察側の立証に不備があったとして、1989年の中国・天安門事件の犠牲者を追悼するためキャンドル集会を毎年開催していた民主派グループの元メンバー3人に対する有罪判決を破棄した。判事全員一致の判断で、抑圧される香港の民主化運動にとって異例の勝利となった。

張挙能長官率いる5人の裁判官は判決の中で、検察が重要な事実を隠蔽したため、「上訴人らは公正な裁判を受ける権利を奪われた」と述べた。

現在は解散している「香港市民支援愛国民主運動連合会(支連会)」の元副主席、鄒幸トウ氏(40)ら3人は2023年3月、支連会のメンバー、寄付者、財務に関する情報の提供を求めた警察の要請に応じなかったとして、香港国家安全維持法(国安法)違反の罪で禁錮4月半の判決を受けた。

支連会は匿名の組織から2万香港ドルを受け取ったとして「外国の代理人」に指定されたが、つながりがあるとされる海外の組織や個人の身元など、事件の重要な詳細が伏せられていたため、裁判官から批判の声が上がっていた。

判決文は「事実を隠蔽したため、検察は起訴事実を立証できなかった」と指摘した。

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