Juveria Tabassum

[13日 ロイター] - 米アバクロンビー・アンド・フィッチ、米アメリカン・イーグル、加ルルレモンなどの衣料小売り大手は、年末商戦シーズンに当たる昨年第4・四半期の売上高が堅調だったとの見方を発表した。ただ大幅な値引きに支えられており、一部企業では利ざやが圧迫されるとの懸念も生じている。

年末商戦では、米電子商取引(EC)大手アマゾン・ドット・コムや米ディスカウントストア大手ターゲットなどが、価格に敏感な消費者を引き付けようと早くから大幅な値下げを実施した。

セールスフォースによると、米アパレルセクターの値引き率は約33%と、年末商戦シーズンとして過去最大だった。

アバクロンビーは第4・四半期の増収率見通しを7―8%に引き上げたが、同期の利ざや見通しは据え置いたため、株価が急落した。

これに対してルルレモンは定価販売を増やすために新しい色やデザインの投入に力を入れた結果、売上高だけでなく利ざやと利益の見通しを引き上げた。アメリカン・イーグルも営業利益見通しを上方修正した。

モーニングスターのアナリスト、デービッド・スウォーツ氏は「業績の良い小売企業は、人々が買いたくなるような個性的な商品を導入するとともに、高所得層にアピールしている」と解説した。

百貨店では、ノードストロームが第4・四半期の堅調な売り上げを背景に通年の業績見通しを引き上げた。一方でメーシーズは、同期の純売上高が従来の予想レンジである78億―80億ドル並みか、この下限をわずかに下回るとの見通しを示した。

Reuters Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。