修正まで半日、謝罪なし

デストネの名前を省略したフェイスブックの投稿は何時間も放置された。ようやく対応があったのは最初の投稿から約12時間後の土曜日深夜で、説明文に「ルクセンブルクのゴティエ・デストネ」が追加された。

米ニューズウィークによれば、この件についてホワイトハウスはコメント要請に応じていない。

トランプは以前、同性婚は違憲だとして反対の立場を示していたが、選挙戦が佳境に入ると態度を一変。昨年11月の米CBSテレビのインタビューでは、オバマ政権時に合法化された同性婚について「最高裁で決着した。それで構わない」と述べた。今回の「ミス」についてオーストラリア放送協会(ABC)は、トランプ政権内に同性婚に強く反対するマイク・ペンス 副大統領が存在することを指摘している。

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それより祝福ムードが勝った

以前から同性愛者であることを公表していたベッテル首相は2013年に現職に就任。同性婚が合法化された2015年以来、ふたりは結婚生活を続けている。


(ベッテルが首相に就任した2013年には、夫婦とほぼ同等の権利が認められる市民パートナーシップの関係だった2人)

ホワイトハウスの「ミス」で水を差された気もするが、史上初めて「ファースト・ジェントルマン」が集合写真に収まる様子は各国のメディアで伝えられ、ツイッタ―は「#GauthierDestenay(ゴティエ・デストネ)」というハッシュタグを添えた、喜びの投稿で溢れた。


(平等への一歩。NATOサミットにルクセンブルクのゲイの首相の配偶者が参加!)

そして最後に、この写真にはもうひとつ厳しい突っ込みがあった。


(エルドアン首相夫人が「ファースト・ジェントルマン」のせいですごい不機嫌に見えるのは、私だけ?)

トルコ政府は、世界各地で LGBTのコミュニティーの権利を祝うゲイ・プライド・パレードの開催をこの2年ほど禁止。抗議に集まった人と警察が衝突するなど、対立が続いている。エルドアン首相夫人には、デストネは揉め事の種にしか見えなかったのかもしれない。

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