James Pearson Tom Balmforth
[ロンドン 9日 ロイター] - ウクライナ情報機関である保安局(SBU)に関連があるとされるハッカー集団が、ロシアの首都モスクワに拠点を置くインターネット企業のシステムに侵入した。昨年12月のウクライナの通信最大手「キーウスター」に対するロシアによるサイバー攻撃への報復の一環という。関係筋が9日、ロイターに明らかにした。
関係筋によると、SBUに関連があるとされるハッカー集団「ブラックジャック」が「M9テレコム」というロシアの小規模なインターネット企業のシステムに侵入し、20テラバイトのデータを削除した。これによりモスクワで一部のインターネットサービスが遮断されたという。
関係筋は、この攻撃はキーウスターへのサイバー攻撃に対する「深刻な報復の準備」だったとしている。この攻撃がいつ行われたかは明らかにしていない。
M9テレコムはロイターの取材に返答していない。
キーウスターは昨年12月に大規模なサイバー攻撃を受け、携帯電話やインターネットのサービスが停止したほか、首都キーウ(キエフ)があるキーウ州の一部の集落で空襲警報システムが停止するなどの影響が出た。