[イスタンブール 30日 ロイター] - トルコ統計庁が30日発表した第3・四半期の国内総生産(GDP)は前年同期比5.9%増と、予想を上回った。家計消費が好調だった。
ただ積極的な金融引き締めで年末にかけて経済活動が失速するとみられている。
前期比(季節・日数調整済み)では0.3%増。
ロイターがまとめた市場予想は前年比5.6%増だった。中央銀行は6月以降、政策金利を8.5%から40%に引き上げており、今後、景気が鈍化するとみられている。
第3・四半期のGDPは前年比で昨年第2・四半期以来の高い伸びとなった。
今年第2・四半期のGDPは3.8%増から3.9%増に修正された。
部門別では、建設業が8.1%増、工業が5.7%増、農業が0.3%増。南東部で今年発生した大地震の被害や復興作業などが影響した。
キャピタル・エコノミクスは「(前期比ベースで)大幅に鈍化しており、足元の第4・四半期のデータも踏まえると、トルコでは今年の政策引き締めに対応したリバランスが進んでいる」と指摘。景気制約的な水準に金利を維持することで来年の成長は鈍化し、経常赤字の縮小とインフレ抑制につながるとの見方を示した。