[17日 ロイター] - オーストラリアの銀行大手ANZグループ・ホールディングスは17日、返済が期限よりも90日以上遅れている住宅ローンが第3・四半期(4─6月)に小幅ながら増加したと発表した。ただ、こうした延滞住宅ローンは歴史的な水準よりも低めにとどまっているという。
ANZのオーストラリアのリテール・商業部門向けの貸出金は第3・四半期に2%増加。顧客の預金は全部門で増えた。一方でデフォルト時エクスポージャー(EAD、債務不履行が起きた時点での与信額)は3%減少した。
中核的自己資本比率は6月末時点で13.5%となった。3月末時点では13.2%だった。
ANZは調達金利の上昇により利益率が圧迫される中、住宅ローン顧客の資金繰りが逼迫する事態に対処している。高金利環境は一般的には銀行に恩恵をもたらすが、オーストラリアの銀行部門は現在、借り入れコストの急増とインフレ圧力により債務の返済遅延が増えるという逆風に直面している。