[ニューデリー 14日 ロイター] - インド政府が14日発表した5月の卸売物価指数(WPI)は前年同月比3.48%低下した。コモディティー価格の下落で投入コストが減少し、2カ月連続の低下となった。

ロイターがまとめた市場予想は2.35%低下だった。4月は0.92%低下。

CRISILのエコノミスト、DK・ジョシ氏は「意外感はない。WPIで高いウエートを持つコモディティー価格が世界的に調整している」とし「WPIは来四半期もベース効果が薄れるまで低下が続くだろう」と述べた。

項目別では、食料品が前年比1.59%低下(4月は0.17%上昇)、燃料・電力が9.17%低下(同0.93%上昇)だった。

工業品は2.97%低下した。

インドではここ数カ月、インフレ鈍化の兆しが出ており、5月の消費者物価指数(CPI)上昇率は前年比4.25%と、2年4カ月ぶりの低水準だった。

インド準備銀行(中央銀行)は今月、主要政策金利を2会合連続で据え置いたが、インフレ圧力をさらに抑制するため、引き締まった金融環境がしばらく続くことを示唆した。

Reuters Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。