[ソウル 31日 ロイター] - 韓国統計局が31日発表した4月の鉱工業生産は、季節調整済み前月比が1.2%減少となった。ロイター調査の予想の1.6%減よりも落ち込みが小さかった。

3月の前月比は5.3%増で、2020年6月以来の高い伸びだった。

4月の前年同月比は8.9%減。落ち込みは3月実績の7.6%減、ロイター調査の予想の7.9%減より大きく、過去3カ月で最大。

鉱工業とサービス業を合わせた全産業の生産指数は前月比1.4%減。前月比がマイナスとなったのは昨年11月以来で、落ち込み幅は1年2カ月ぶりの大きさだった。

4月の小売売上高は前月比2.3%減少し、3月の0.1%増から減少に転じた。前月比が減少となるのは1月以来で、落ち込みは過去5カ月で最大。

ムーディーズ・アナリティクスのエコノミスト、ヘロン・リム氏は「生産は非常に不安定で、こうした状況がおそらくあと数カ月続くだろう。鉱工業生産の回復は輸出市場の拡大次第だ」とし、「インフレ緩和と金融引き締めの休止が内需を多少支えるだろう」と述べた。

企画財政省は、第1・四半期の景気回復からの小幅な調整が進んでいると説明。好条件と悪条件の双方が経済動向に影響を及ぼすとし、中国経済再開の波及効果や半導体産業の高水準の在庫に触れた。

第1・四半期の国内総生産(GDP)速報値は、季節調整済みで前期比0.3%増加と、景気後退(リセッション)を回避した。

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