[ヒューストン 16日 ロイター] - 米国の製油所は第2・四半期の稼働率が最大94%になるとみられている。夏の旅行の増加が見込まれていることなどが背景だ。製油所やアナリストが明らかにした。
石油製品の価格と需要は2021年後半以降、高水準で推移。製油所の稼働率は90%を超えている。今後も需要の高止まりが予想されており、製油所2社が生産能力を増強した。新型コロナウイルスの流行で見送られていた生産能力の拡大が再開した形だ。
第2・四半期は例年、夏の休暇シーズンを控え、ガソリンやジェット燃料の生産が増える。全米自動車協会(AAA)は15日、今月27─29日のメモリアルデー(戦没将兵追悼記念日)の連休について、自動車旅行が2000年以降で3番目に多くなると予想。国内空港の利用は05年以降で最高になる見通しという。
前年同期の製油所の稼働率は91.3%。20年は71.5%、21年は87.8%で、新型コロナ流行で燃料消費が落ち込み、製油所の業績は悪化していた。
<在庫も低水準>
稼働率上昇の背景には、自動車燃料の在庫が過去5年の平均を下回っていることがある。投資会社テューダー・ピカリング・ホルトの推計によると、ガソリン在庫は平均を7%、留出油在庫は16%下回っている。
同社のマネジングディレクター、マシュー・ブレア氏は「ガソリンとジェット(燃料)の需要動向は好調だ」とし、第2・四半期の製油所の稼働率が全体で94%になるとの見方を示した。これは17─19年の第2・四半期の平均に匹敵するという。
大手製油所では、マラソン・ペトロリアムが稼働率91%、バレロ・エナジーが90─93%、フィリップス66が90%台半ばを予定している。