[オタワ 16日 ロイター] - カナダ統計局が16日発表した4月消費者物価指数(CPI)の前年同月比での上昇率は4.4%となった。ロイターがまとめた市場予想は4.1%と、3月の4.3%から縮小すると見込んでいた。上昇率が拡大したのは10カ月ぶり。

統計局によると、伸びが拡大したのは家賃と住宅ローンの上昇が主因。高金利を背景に、賃貸需要が増えて4月の家賃が上昇した可能性があると指摘した。

前月比は0.7%上昇し、上昇率は市場予想の0.4%を上回った。ガソリン価格が押し上げ要因となり、ガソリンの上昇率は2022年10月以来、半年ぶりの大きさ。石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟の主要産油国で構成する「OPECプラス」の石油減産の発表が値上がりを招いた。

ただ、統計局によると4月の食品価格の上昇率は3月より小さかった。生鮮野菜やコーヒー、紅茶の値上げ幅が小幅なものにとどまった要因。

変動の大きい食品とエネルギーを除いたコアCPIの4月の前年同月比上昇率は4.4%と、3月の4.5%から縮小した。

カナダ銀行(中央銀行)が重視するCPI中央値とCPIトリム値の平均上昇率は4.2%と、3月の4.5%を下回った。

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