[ロンドン 20日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)の複数の専門家らは、「COVID-19(新型コロナウイルス感染症)」パンデミック(世界的大流行)緊急事態の終了を宣言するのは時期尚早かもしれないとの認識を示している。中国の感染状況が懸念だという。

緊急事態の状況について助言を行うWHO委員会のメンバーであるオランダのウイルス学者マリオン・クープマンス氏はロイターに対し「このような世界の大きな部分が第2波に入っている時に『ポストパンデミック』と呼べるのかどうか疑問だ」と指摘。「(パンデミックの)非常に異なるフェーズにあるのは明らかだが、私の考えでは、進行中の中国での感染の波が『ワイルドカード(深刻化すれば影響が大きい事象)』だ」と語った。

9月の時点で、WHOのテドロス事務局長はパンデミックの「終わりが見えている」と述べていた。先週には、来年のどこかでの緊急事態終了に「希望」を抱いていると語った。

クープマンス氏らWHO諮問委員会のメンバーは来年1月下旬に緊急事態に関する勧告を行う予定。最終的な判断はテドロス氏が行い、委員会の勧告に従う義務はない。

WHOの緊急事態対応責任者、マイク・ライアン氏は先週、記者団に対し、やるべきことがまだあるほか、世界的にワクチンへのアクセスが不均衡であることもコロナ禍がまだ緊急事態であると考えられる主な理由だとした。また、コロナと同時に他の季節性呼吸器感染症が増加し、北半球の医療システムを圧迫していることも一因であると述べた。

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