[16日 ロイター] - 米サンフランシスコ地区連銀のデイリー総裁は16日、政策金利がピークに達した後、約1年その水準にとどまると考えることは「合理的」とし、必要に応じより長期間にわたり金利を同水準で維持する用意があると語った。
さらに、米連邦準備理事会(FRB)による物価安定と完全雇用の二大目標達成に向けた「道のりはまだ長い」とし、来年の利下げを想定しているFRB当局者はいないという認識を示した。
デイリー総裁は、今週の米連邦公開市場委員会(FOMC)で示されたFRB当局者による金利見通しに言及し、当局者の「誰もが23年は金利を据え置くという考えだ」と強調した。
FRBは過去数回の利上げサイクルで、平均11カ月間金利を据え置いている。
デイリー総裁は「11カ月というのは出発点で、妥当と言える。しかしさらに必要となれば、より長期間据え置く用意がある」とし、FRBがどの程度の期間、金利を制約的な水準に維持するかはデータ次第という考えを示した。
金融市場は現時点で、23年下期の利下げの可能性を織り込んでいる。
FRBは13─14日に開いたFOMCで、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0.50%ポイント引き上げ、4.25─4.50%とした。同時に発表した新たな金利見通しでは、23年のFF金利予想中央値が5.1%となり、少なくとも0.75%ポイントの追加利上げが実施されることを示唆した。