[香港 1日 ロイター] - 中国上海に本拠を置く不動産開発会社CIFIホールディングス(旭輝控股集団)は1日、4億1400万ドルの債券保有者と合意できなかったことを受け、全てのオフショア債の支払いを停止したと発表した。

当局への届出によると、返済に必要なキャッシュフロー創出で今後も圧力にさらされる可能性が高いとして、68億5000万ドルのオフショア債再編に向けて海通国際証券を金融アドバイザー、リンクレーターズを法務アドバイザーに起用した。

10月27日から売買停止となっていたCIFI株は、この日の取引再開後に26%急落した。

CIFIは10月13日、オフショア債の利払いおよび分割償還が期日に実行できなかったと明らかにし、連休中で送金が遅れたと説明していた。アナリストによると、問題の債券は3億1900万ドルの転換社債だった。

同社は1日の届出でオフショア債不履行の理由について、9月以降に販売状況や中国不動産業界への信用供与がさらに悪化したほか、格付け引き下げによって支払い圧力が強まったためと説明した。

ただ、オフショア債の問題は国内の資金調達に重大な影響を与えるものではなく、事業運営は通常通りだと強調した。

CIFIの問題は中国不動産業界にさらなる打撃となる。前日は龍湖集団の会長辞任や、政府系の緑地控股集団(グリーンランド・ホールディングス)が一部オフショア債の返済延期を要請したと伝わっている。

6月時点の債務残高はCIFIが1140億元(156億1000万ドル)、龍湖集団は2120億元。緑地控股集団は1220億元の債務を抱える。

3社は資金調達で政府の支援を受けていたため、比較的安全と見なされていた。

S&Pグローバル・レーティングのディレクター、エドワード・チャン氏は、CIFIと緑地控股集団については返済を実行する可能性があるとの期待があっただけに市場は失望していると述べた。

「(CIFIの)過去の開示資料によると、まだ手元流動性があるように思えた。問題が(返済するという)意思なのか、それとも(返済)能力なのかという疑問がある。多くの投資家は懐疑的になっており、投資家信頼感をさらに低下させるだろう」と指摘した。

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