[5日 ロイター] - 国際金融協会(IIF)が5日公表した非居住者資金動向によると、9月は新興国市場から29億ドルが流出し、この8か月間で7カ月目の売り越しとなった。株式と中国から資金を引き揚げる動きが目立った。
中国の債券市場は14億ドルが流出。8カ月間で計982億ドルの資金が引き揚げられた。同国株式は7億ドル流出。年初来の売り越し額は22億ドルに達している。
中国を除く新興国株式市場からは82億ドルが流出したが、中国を除いた債券市場には75億ドルの資金が流入した。
IIFのエコノミスト、ジョナサン・フォーチュン氏は報告書で「地政学的イベント、インフレ進行、政策立案者が現在の状況を乗り切る能力を巡る不確実性への不安が増大し、世界的な景気後退リスクが高まっていることが新興国資金フローの重荷となっている」と指摘した。
9月に29億ドルが引き揚げられたことにより、新興国市場からの年初来の流出額は127億ドルとなった。
地域別に見ると、9月はラテンアメリカに24億ドル、欧州新興国に3億ドルの資金流入があった。その他の地域は全て流出となった。