「いいと思った」ものは信じて取り入れる。ブレない信念と変化を恐れぬ勇気、そして自身が進化するために前例にとらわれないマインドは大谷とも共通するところかもしれない。

その後、山本は2勝3敗で後がない状況で臨んだ10月31日の第6戦に先発し、6回5安打1失点でWS2勝目。PS通算6勝は、ダルビッシュ有、田中将大を抜く日本人投手単独トップとなった。

この試合後の会見で、山本は「明日もプレーする人は大変だと思います」と笑い、ロバーツ監督も「明日は総力戦になる。全員が投げる」と語ったが、記者に「山本も含まれるのか?」と質問されると「すまない。山本は含まれない」と語っていた。

だが、事態は急転する。翌日の第7戦で試合前のキャッチボールを行い、ロバーツ監督が試合前会見で「本人は体調が良ければもちろんやる気はあると言っている」と発言。1-3の5回裏の守備を前に、山本とスネルが右翼後方のブルペンへと向かった。

そして、同点の9回1死一、二塁から連投で6番手として登板。最初の打者アレハンドロ・カークに死球を与え、満塁でも慌てなかった。ドールトン・バーショを二ゴロ、アーニー・クレメントをセンターフライに抑えて絶体絶命のピンチを救った。

大谷「彼が世界一の投手だと思っている」
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